| Q. |
先生の作品は、光によって表現している空間が多いようですが、色彩を用いた表現はないのですか。 |
| A. |
私の場合、光を見せる方が好みです。光をあてることによって出てくる色を大切にしたいと考えています。 |
| Q. |
照明器具を使ったデザインばかりですが、自然の光で空間を表現することはないのですか。 |
| A. |
太陽光は好きなので、住宅の設計をする場合は重要視しています。最近依頼のある店は、BARやレストランなど自然光のない場所が多いので、照明器具を用いてのデザインになってしまいます。 |
| Q. |
空間演出にはどのような照明器具をよく利用するのですか。 |
| A. |
間接照明を用いて空間を演出する場合が多いのですが、それに向く照明器具は今のところあまり無いですね。
オーナーの好みによって変わりますが、最近では柔らかい雰囲気を出すために電球色の蛍光灯を使用したりします。
間接照明に適する白熱灯などがもっと増えてほしいと思っています。 |
| Q. |
店舗のデザインをする時、マーケティングについても考えているのですか。 |
| A. |
事前に店の目的や客層を考えます。しかし、必ずしもそれに見あったものになるとは限りません。
そのお店に入りやすいかどうかは、そのお店にある「しかけ」に左右されます。私がデザインする店は、客がその店に入る前に「期待感と不安感」を持たせるようにしています。入る時にある程度の「覚悟」が必要になると、後々まで印象に残っているものです。その辺の心理をつくのが重要です。
また、過去にディスコの設計に携った際、アプローチを長い一方通行にして話題になった事があります。それは、ホールにたどり着くまでの長い道のりで音楽を体感し、踊りたくなる「しかけ」を作ったからです。
このように、ありきたりのコーディネートではなく、工夫を凝らす=「しかけ」を重要視しています |