川畑 有貴子 Kawabata Yukiko
(2003年4月〜2004年3月在籍)
最優秀賞 cosmic movie theater
 
レイアウトプラン(5F)
提案のポイント
玄関を入ると、まず壁だけの何もない空間が広がります。この空間は、次の空間への期待感をあおる仕組みになっており、床面に設けたアッパーライトは人を誘導させる役割をもち、宇宙への搭乗口的なイメージになっています。また、斜めの動線を用いることによって死角が生まれ、玄関側からもリビング側からも行き止まりが見えず、奥行きを感じさせる空間は、果てしなく続く宇宙空間をイメージしています。
さらに、ベットルーム、トイレ・バスルーム、LDKへと続き、LDKは、床材で“宇宙”と“地につく空間”を分けて表現しました。ベットルームには、地球の温もりを感じさせる素材である木材を使用し、その他は白で統一しました。
上階の映画鑑賞スペースは、コクピットをイメージしたデザインで、宙に浮いたかのような気持ちで映画を楽しむことができます。また子供部屋からも映画を見ることができるように、開口部を設けています。
家具は、アルミ、ステンレス、ガラスなど未来を連想させる材質のものを選びました。また、白を基調にビビッドカラーの家具を取りいれ、「2001年 宇宙の旅」の1シーンを再現しています。


卒業制作担当講師 谷口 美樹子先生 より一言
独創性に富んだアイデアが、明快なプランニングに生かされています。高さ方向にも広がりの感じられる空間は、細部に至るまでデザインされ、コンセプトを充分に表現しています。またレベルの高いプレゼンテーショントークも、それ自体が作品の一部として捉えられています。

<谷口美樹子先生のプロフィール>
大阪市立大学生活科学住居学科卒業 (株)浦辺設計、アトリエ・トリフォイル室内建築事務所を経て、谷口建築設計室設立 一級建築士