山内 あゆみ Yamauchi Ayumi (2002年6月〜2003年5月在籍)
最優秀賞 Karahori SKIPS −culture school−
コンセプト
「街の外から・内から愛着を持って通えるspaceとしてのculture schoolをつくる」
密集して建つ長屋の多い路地に空に抜けた大きな明るい空間をつくる。
通うのが楽しいschool、成果を発表できるgallery、気軽に時間を過ごせるcafeを併設し、さまざまな人が利用できる空間を提供する。
  
卒業制作担当講師 本多 友常先生 講評
「Karahori SKIPS」は、路地の一角に設けられたカルチャースクールを核として、ギャラリーをはじめ地域の活力を盛り上げる拠点として提案されている。狭い路地に対比した天空に伸びる空間構成が、空中の路地に変換されていく視点のシークエンスは、現在の環境を顧みる装置にもなっており、古いものと新しいものの対比が魅力的に提案されている。
卒業制作担当講師 長瀬 信博先生 講評
壁、天井、床がどのように構成され、色付けられているかは建築空間を捉える上で重要なことであることはいうまでもないが、この山内さんの計画では2枚の大きな屋根と一枚の壁のみにより空間を特色付けている。路地から引込まれるように入ったエントランスとそれに呼応する斜の一枚の壁の存在は路地というヒューマンスケールをこえて新しい空間の創造が期待される程の力強さがある。また、プレゼンテーション時に、移動公園/空中公園といった言葉で表現されたが、まさしくここは路地の中に顕われた休息の場として空中公園に相応しい様々なレベルが設定され、かつ、シンプルな空間構成の中でのレベルの違いはより一層の変化が際立つことになる。
今後は、壁の意識をさらに強めそして空間の中に浮遊する様々な要素をトポロジカルに観るとき、さらに空間への視点が広がるだろう。